table for two

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活動内容

Towards a world of healthier eating

世界の人々の健康を同時に改善

TABLE FOR TWOの特長、まず第一に、支援する側とされる側の双方にメリットがあります。
開発途上国の子どもたちと、先進国の私たちが、同時に健康になれる仕組みです。

第ニに、いつでもどなたでもご参加いただけます。
対象となる定食や食品を購入し、食べるだけ。ふだんの食事を通して簡単に始めることができます。

第三に、アイデア次第で応用することが可能です。
例えば「肥満予防には身体を動かすことも大切」という観点から、スポーツを通じた取り組みもしています。

Photo:KENYA

AFRICA, ASIA 支援先での活動

支援地域

TFTでは、東アフリカに位置するウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ケニア、マラウイと 東南アジアのフィリピンの6か国で、学校給食プログラムと菜園・農業生産性向上プログラムの支援を行っています。

学校給食プログラムの支援地域の選定にあたっては、以下の三点を基準とし、評価し選択しています。

  • 極度の貧困や栄養不良が深刻な問題となっていること
  • 政情が安定していること
  • 給食事業の管理・報告体制が整備されていること

学校給食

TFTが届けている給食は、その国によって異なっています。できる限りその土地で採れる食材を用い、 子どもたちがより多くの栄養を摂取できるように配慮しています。

例えば支援先の一つ、バンダ村の子どもたちが食べている給食は、ソルガムやトウモロコシ、 大豆の粉末にビタミンや砂糖を加えて煮込んだポリッジ(お粥)です。

給食の時間になると、500mlのお粥が入ったカップが配膳されます。お粥を受け取った子どもたちは、 大きく上を向いてカップの底を叩きながら、最後の一粒、一滴まで残さないようにして食べます。

給食の調理風景 子どもたちの笑顔

EFFECT給食の効果

1日1食の給食が、
学校に通うきっかけに

子どもたちの健康状態を改善するだけでなく、
給食があることで子どもたちが初めて学校に通うことができるようになり、
お腹が満たされることで学業にもより集中できるようになります。

健康状態の改善

タンザニア ザンジバル諸島

給食支援生徒のうち、
極端な発育不良児の比率
(フィリピン カステリヤホス)

教育の機会

ケニア ムファンガノ諸島

基本的な読み書きと
四則計算を習得した生徒の比率
(ケニア ルシンガ島)

成績の向上

給食の調理風景

全国統一卒業試験の成績優秀者数の変化
(タンザニア ザンジバル諸島/支援27校中)

※成績優秀者は特別中学校への進学を許可されます。その他の児童は、近隣の普通中学校に進学します。

菜園づくり

アフリカにて、学校菜園や地域菜園を設置する支援をしています。農業生産性向上のための指導を実施し、 子どもたちや農家の知識向上に努め、いずれは学校・家庭で必要な食料を自ら賄えるようになることを目指しています。

地域の食育

菜園は地域に開かれており、地元農家が集って新しい農法や付加価値の高い野菜栽培方法を学ぶ場にもなっています。

給食費用の外部依存低減

収穫量が増えることで、学校給食費用の外部支援の比率が下がり、メニューにもバリエーションが生まれます。

タンザニア

ビタミンAの含有量が高い「オレンジさつまいも」を学校給食の材料として採用しました。 地元の農家に技術指導をし、収穫されたオレンジさつまいもを買い取り、給食の食材にしています。

ルワンダ

地域菜園で、住民が自宅でも実践できる方法を紹介しています。 例えば、盛り土を作って栽培すると、土地面積に対して多くの作物を植えることができ、水の浸透も改善できます。

フィリピン

給食の調理を担当する母親たちと、 6年生の生徒を対象に講習会を開催しました。 小さな苗を育てるのに卵の殻が使えることや、タイヤや木箱をプランターとして代用するなど、身近な材料の活用方法も学びました。

JAPAN 国内の活動

先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届ける

TFTプログラム

社員食堂や店舗で対象となるTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内開発途上国の給食1食分の金額にあたる20円が寄付となり、 飢えに苦しむ子どもに給食1食分をプレゼントできる、というのが基本の仕組みです。

先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるのが「 table for two(=TFT)プログラム」です。

気軽に社会貢献ができ、同時に私たちも健康になれる一石二鳥のプログラムとして様々な形で広がっています。

CASES導入事例

おにぎりアクション

10月16日の世界食料デーに合わせて開催している「おにぎりアクション」は、 「日本の食で世界を変える」をコンセプトに、 日本の代表的な食べ物「おにぎり」を通じて、 アフリカ およびアジアの子どもたちに温かな給食を届けるキャンペーンです。

おにぎりにまつわる写真を撮影し特設サイトに投稿、またはハッシュタグ「#OnigiriAction」をつけて InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSに投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに学校給食が届きます。

基本的には写真1枚あたり給食5食が贈られ、その費用は賛同企業・団体が負担します。 2015年から始まったおにぎりアクションは、累計125万枚の写真が投稿され、約680万食の給食を届けています。

GALLERY投稿写真

OTHER COUNTRY 海外展開

アメリカ合衆国

アメリカでは、日本の食文化を取り入れた食育プログラム「Wa-shokuiku (和食育)」 が全米各地に広がっています。 学校や各地のイベントでクラスが開催され、オンラインコースもあります。 2017年の和食育ローンチから約2年で、累計4,500名以上にクラスが提供されています。

和食育が重視するポイント

  1. 健康的な和食の調理方法
    • 彩りよいお弁当や、味噌汁づくりなどを通して実践
  2. 食への感謝やマナー
    • 「いただきます」「家族団らん」etc
  3. 世界の食料問題やアクション
    • 食料廃棄ともったいない精神
    • 飢餓問題とおにぎりアクション