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Kenya ケニア ルシンガ島・ムファンガノ島

多くが孤児 ルシンガ島・ムファンガノ島

ケニアは、経済や交通、物流における東アフリカの中心国であり、近年目覚ましい経済発展を遂げています。その一方、国土の8割は乾燥地帯で、干ばつによる食料不足が深刻な問題となっています。TFTはケニア北西部に位置するアフリカ最大の湖「ビクトリア湖」に浮かぶルシンガ島・ムファンガノ島で学校給食を支援しています。住民の多くはエイズによって家族や親戚を失っており、学校に通う生徒の3分の1は孤児です。子どもたちは学校帰りに湖で水を汲み、山道を30分かけて自宅まで運ぶのが日課になっています。

地元産の食材でつくる給食

2012年に幼稚園の学校給食から開始したプログラムは、現在、幼稚園と小学校で支援を継続・拡大しています。給食は、トウモロコシの粉からつくるウガリを主食に、湖でとれた小魚や豆と野菜の煮込み、果物を提供しています。また、幼稚園ではお昼の給食に加え、朝ご飯として、とうもろこし、タカキビ、キャッサバなどで作られたお粥も提供しています。家で栄養のある食事をとることが難しい子どもたちにとって、給食は貴重な機会であり、毎日変わる給食のメニューを楽しみに登校してきます。

学校給食が地域住民の希望に

島内で提供している給食は、大きなかまどを3つ備えた給食室で調理され、薪や水の調達を含め親たちがボランティアで担っています。給食が始まる前は学校を休みがちだった子も、今は毎日学校に来て勉強を続けています。「子どもたちにはしっかり勉強をして、よい暮らしをしてほしい」と、家族は希望をよせています。

主な現地提携団体

団体名
  • Kageno