TABLE FOR TWO Internationalは2007年の創設以来、先進国における肥満や生活習慣病と、開発途上国における飢餓・貧困という“食の不均衡”の解消を目指し、皆さまとともに歩みを進めてまいりました。2025年も、日頃よりTFTの活動を支えてくださる多くの皆さまのご支援により、国内外でさまざまな取り組みを前進させることができました。
世界では、気候変動、紛争、物価上昇などの影響により、子どもたちを取り巻く食と栄養の課題が引き続き深刻な状況にあります。そのような中、TFTはアフリカ・アジアの支援先において、学校給食の提供や菜園支援を通じて、子どもたちの健やかな成長と学びを支える活動を継続してまいりました。加えて、現地パートナーや地域コミュニティとの連携を深めながら、支援の持続可能性を高める取り組みにも力を注いでいます。
また日本国内においても、子どもたちの「食」と「つながり」を支える活動の重要性は、ますます高まっています。TFTは、これまで育んできた知見を生かしながら、国内での取り組みも着実に広げてまいりました。食を入り口に、人と人とのつながりを生み出し、誰もが参加できる社会貢献の形を広げていくことは、TFTならではの大切な使命であると考えています。
2025年の「おにぎりアクション」では、世界47か国から23万枚を超える写真投稿があり、支援給食数116万食という成果を通じて、多くの方々の共感と参加が大きな力になることを改めて実感しました。さらに、「おにぎりアクション FOR JAPAN」を通じて、日本の子どもたちにも「食」と「つながり」を届ける新たな一歩を踏み出すことができました。
皆さま一人ひとりのご参加とご支援は、世界そして日本の子どもたちの未来を支える大きな力です。今後も「TABLE FOR TWO=ふたりの食卓」という理念のもと、食の課題に向き合い、より良い社会の実現に努めてまいります。引き続き、温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年4月 小暮真久
代表理事
小暮真久
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1972年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、オーストラリアのスインバン工学大で人工心臓の研究を行う。
1999年、同大学修士号修得後、マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社へ入社。
ヘルスケア、メディア、小売流通、製造業など幅広い業界の組織改革・オペレーション改善・営業戦略などのプロジェクトに従事。
同社米ニュージャージー支社勤務を経て、2005年、松竹株式会社入社、事業開発を担当。
経済学者ジェフリー・サックスとの出会いに強い感銘を受け、その後、TABLE FOR TWOプロジェクトに参画。
2007年NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを創設。