主な現地提携団体
- 団体名
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- Slow Food
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肥沃な土地、豊富な雨に恵まれたウガンダ共和国。1962年の英国からの独立以来、度重なるクーデターにより内政や経済の混乱が続きましたが,1986年に成立した現ムセベニ政権がほぼ全土を平定しました。国外からの支援を受けながら経済再建に取り組み、サハラ以南アフリカにおいて経済成長率の最も高い国の一つとなりました。一方、経済発展の恩恵にあずかっているのは、限られた人々に留まっているのも現状です。全人口の 90%近くが農村部に暮らしており、農村地域の生活改善は主要な国内目標の一つです。
ウガンダでは、南西部のムバララの周辺地域で持続可能な農業支援を展開するカロリーオフセットプログラムを通じて、自発的にカロリーを生み出していく仕組みづくりを推進しています。農業生産性向上のための指導やトレーニング、インフラ整備を実施し、学校菜園で採れた作物は給食に用いる原材料としても活用しています。
教師の協力のもと、主に若手農家メンバーを通じて学校菜園のコミュニティを形成しています。コミュニティのメンバーはトレーニングへの参加やコミュニティ同士の情報交換により、理論と実践を学びながら農業生産性向上に努めています。トレーニングの主なテーマは、土壌や水の保全、苗床の設置と手入れ、害虫の予防です。