table for twoとは
table for two
ふたりの食卓
“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトです。
世界の約80億人のうち、約8億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、25億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえています。
TABLE FOR TWO(TFT)は、世界規模で起きているこの食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動しています。
Think about it 食の不均衡を考える
Photo:KENYA
Problem 世界で何が起こっているのか
食の不均衡 世界の11人に1人が飢餓、2.5人に1人が肥満
飢餓 - 世界の11人に1人
地球上の全員が食べるのに十分な食料が生産されている一方で、 11人に1人が充分な食事をとることができずに、生存や社会的な生活が困難な「飢餓」状態にあります。 世界の飢餓レベルは高止まりしており 2023年には約7億5720万人もの人々が飢餓に直面しています。 地域ごとの栄養不足蔓延率においては、TFTが支援する東アフリカでは28.6%(約3人に1人)と他地域と比較し高い数値です。
肥満 - 世界の2.5人に1人
世界では2.5人に1人、世界人口の約4割が食べ過ぎや食生活の乱れ、運動不足などに起因する過体重や肥満に悩んでいます。 BMIが25以上の成人(18歳以上)の人口は、1975年には約5億人でしたが、 2015年には約20億人、2022年には約25億人と増加しています。 かつては先進国の問題と考えられていましたが、現在、開発途上国、特に都市部でも肥満が増加しており、 2022年には、5歳未満の子どものうち、約3,700万人が肥満であると推計されました。
Solution TFTプログラムの仕組み
先進国で1食とるごとに 開発途上国に1食が贈られる
先進国で1食とるごとに 開発途上国に1食が贈られる TABLE FOR TWO(=TFT)プログラムでは、肥満や生活習慣病予防のためにカロリーを抑えた定食や食品をご購入いただくと、 1食につき20円の寄付金が、TFTを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。 20円というのはTFTが支援する地域において、給食1食分に相当します。
先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
"TABLE FOR TWO = 2人の食卓"
Impact 変わる世界
テーブルの向こう側
Uganda, Kenya, Tanzania, Rwanda, Malawi, philippines
あたたかい給食を、届ける学校給食支援
学校や地元コミュニティと協働し、小学校や幼稚園に通う子どもたちへ温かい給食を届けています。 可能な限り地元で収穫、生産された食材を活用して、栄養価の高い給食を提供しています。
1食の給食が、教育にも直結教育の機会
給食は子どもたちの基礎体力向上と病気予防の強化と同時に、就学率や学業成績の向上、 学校と親とのコミュニティ形成などの重要な役割を担っています。
自分たちの、力で菜園・農業支援
支援先地域の持続可能な開発のために、学校菜園や地域菜園を設置しています。 農業生産性向上を目指した指導を実施し、子どもたちや農家の知識向上に努めています。
私たち
Japan, USA, Germany
ヘルシーメニューを、選ぶ一石二鳥のプログラム
TFTプログラム対象商品を購入すると、1食につき20円が開発途上国の子どもの学校給食になります。 食堂から始まったプログラムは、レストランやスーパー、宅配、自動販売機など、様々なかたちで広がっています。
身体を動かす、健康づくりスポーツで支援
スポーツチームやフィットネスジム、スポーツ関連のイベント・サービスにおいて、 「身体を動かしながら健康になって、開発途上国にも支援を届ける」取り組みを推進しています。
「おにぎりアクション」世界食料デーキャンペーン
国連が定めた10月16日「世界食料デー」を記念し、 おにぎりの写真投稿がアフリカ・アジアの子どもたちの給食になるキャンペーン を開催しています。投稿1枚につき、給食5食分が協賛企業から寄付されます。
「Wa-shokuiku (和食育)」 日本の食文化を取り入れた食育プログラム
全米各地で、日本型食育プログラムを実施しています。健康的な和食の調理法を学ぶとともに、食への感謝、世界の食料問題への知識を深めます。
TABLE FOR TWOプログラムへの参加を通じた SDGsの達成
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標、SDGs)は2015年に国連にて採択された、
2030年までに達成を目指す国際目標です。
持続可能な社会を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、
開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるTFTプログラムは、SDGs17のゴールのうち、7つのゴール達成に貢献できます。
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貧困をなくそう
子どもたちは給食がきっかけとなり教育を受け、貧困から脱するための知識をつけることができます。 併せて、地元農家から食材を購入したり、農業の技術指導を行うことで、貧困の解消に貢献しています。 -
飢餓をゼロに
2007年に日本でTABLE FOR TWOが創設されてから、累計8,000万食の学校給食ををアフリカ・アジアの子どもたちに届け、飢餓の解消に努めています。 -
すべての人に
先進国の社員食堂や飲食店、スーパー等で健康に配慮したメニューを提供しています。同時に、メニュー代金のうち20円を寄付として頂戴し、開発途上国で栄養豊富な温かい学校給食を提供しています。
健康と福祉を -
質の高い教育を
開発途上国では、学校給食の提供が子どもたちの教育機会に直結しています。学校給食が始まると、就学率・出席率が飛躍的に向上します。 50-60%程度から100%近くに上昇するケースがほとんど。
みんなに -
人と国の不平等を
先進国の余剰カロリーを寄付として開発途上国の摂取カロリーに変換する仕組みは、不平等をなくすことにも繋がっています。
なくそう -
陸の豊かさも守ろう
給食の調理に薪を使う代わりに、おがくずなどのゴミを再利用して作った固形燃料を使用し、森林の伐採を防いでいます。 農業支援では、自生種や固有種の栽培を推奨しています。 -
パートナーシップで
先進国では約700の企業・団体と、開発途上国では8団体とパートナーシップを組み、活動を推進しています。
目標を達成しよう -
INFORMATION
2019.12
第3回「ジャパン SDGs アワード」でSDGs 副本部長(外務大臣)賞を受賞しました。
(第3回ジャパンSDGsアワード受賞 (TABLE FOR TWO) - リンク外務省HP)ジャパン SDGs アワードとは
主催:SDGs 推進本部-本部長:内閣総理大臣
2015 年に国連で採択された SDGs の達成に向けて、全国務大臣を構成員とする持続可能な開発目標(SDGs)推進本部が、優れた取り組みを行う企業・団体等を表彰する制度です。
Get Involved TFTへの参加方法
何かを始めたい。あなたのその“何か”がきっかけで世界が変わるかもしれません。
TFTではどなたでも参加できるプログラム、キャンペーンを提供しています。
個人の皆さま
子どもたちの給食費を直接寄付するプログラムの他に、おにぎりアクションへの参加や、 個人で購入できるTFTプログラム商品についてご紹介します。
- 個人寄付サポーター
- 「おにぎりアクション」への参加
- TFT商品の購入、サービスの利用
法人の皆さま
TFTプログラムの事業所食堂・レストランでの実施方法、自動販売機での実施方法、 小売食品の購入・商品開発・販売での実施方法などをご案内します。
- 社員食堂などへのTFTプログラムの導入。TFT商品・サービスの開発
- 「おにぎりアクション」のパートナー
- 運営寄付、その他のサポート