カロリーオフセットプログラムへの参加を通じたSDGsへの貢献
対象となる商品やサービスをご購入・ご利用いただくと、売上の一部が、TABLE FOR TWOを通じてアフリカの菜園づくりのために寄付されます。
先進国で、健康を意識した食事で摂取カロリーを抑えたり、エクササイズをしてカロリー消費をしたりすると、開発途上国で、菜園づくりを通じてカロリーが生み出されるという仕組みが「カロリーオフセットプログラム」です。
CALORIE OFFSET REPORT現地レポート Vol.5
余分なカロリーを 必要なカロリー に変換
エクササイズをしてカロリーを消費したり、健康を意識した食事で摂取カロリーを抑える。
消費され、抑えられたカロリーが寄付金換算されて、TABLE FOR TWOへの寄付となる。
農業プロジェクト支援を通し、開発途上国でカロリーが生み出される。
TABLE FOR TWOが支援する菜園づくりとその効果
TABLE FOR TWOは、アフリカにて、学校菜園や地域菜園を設置する支援をしています。農業生産性向上のための指導を実施し、子どもたちや農家の知識向上に努め、いずれは学校・家庭で必要な食料を自ら賄えるようになることを目指しています。
エチオピア アムハラ州他
1980年代に大飢饉を経験したエチオピアは、近年も再び干ばつによる被害を受けました。簡易な灌漑設備を整えた地域菜園は有機農業の手法を学ぶ場になっています。
タンザニア ダルエスサラーム近郊
学校菜園で8~10種類ほどの野菜を栽培しています。生徒たちは、 授業で野菜の栄養と食べ方について学び、6年生になると、班に分かれて菜園の手入れをするようになります。学校で学んだ知識を家で実践する生徒も多くいます。
菜園支援は、子どもたちや農家の知識向上の他、地域での食育や学校給食の外部依存低減にも効果があります。
地域の食育
給食費用の外部依存低減
カロリーオフセットプログラムへの参加を通じて、SDGsの17のゴールのうち、7つのゴール達成に貢献できます。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標、SDGs)は、2015年に国連にて採択された、2030年までに達成を目指す国際目標です。持続可能な世界を実現するための17つのゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
先進国で健康を意識した食事で摂取カロリーを抑えたり、エクササイズをしてカロリー消費をしたりすると、開発途上国で、菜園づくりを通じてカロリーが生み出される「カロリーオフセットプログラム」は、SDGsの17のゴールのうち、7つのゴール達成に貢献できます。
子どもたちや農家は、菜園プログラムで有機農法や付加価値の高い野菜の栽培方法を学びます。農業の正しい知識を身につけることで生産性が向上し、適正価格での販売も可能となり、貧困の解消に繋がっています。
TFTは、2018年までに、開発途上国で237の菜園を設置してきました。もともとは限られた種類の野菜しか食べていなかった子どもたちや農家が、菜園で様々な野菜を栽培して食べることによって、栄養状態の改善に繋がります。
先進国のスーパーやスポーツ施設で、健康につながる商品やサービスを提供しています。同時に、売上の一部を寄付として頂戴し、開発途上国で菜園をつくり、地元の人に地産地消の野菜を届けています。
開発途上国に設置した学校菜園では、子どもたちがクラブ活動や授業の一環で、野菜づくりを学んでています。栽培方法に加えて、野菜の栄養価と調理方法も学びます。地域菜園では、零細農家向けに定期的に技術指導を行い、スキル向上に努めています。
先進国の余剰カロリーを寄付として開発途上国の摂取カロリーに変換する仕組みは、不平等をなくすことにも繋がっています。
農業支援では、自生種や固有種の栽培を推奨しています。多種類の野菜を少しずつ植える手法や、生物や植物を活用した害虫対策など、もともとある生態系を最大限生かしながら、土壌を豊かに保つことにも貢献しています。
先進国では約800の企業・団体と、開発途上国では10団体とパートナーシップを組み、活動を推進しています。
TABLE FOR TWOとカロリーオフセット
“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、世界が抱える肥満と飢餓の同時解決を目指し、2007年に日本で設立したNPO法人です。
社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内20円が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントできる、というのが基本の仕組みです。気軽に社会貢献ができ、同時に私たちも健康になれる一石二鳥のプログラムとして様々な形で広がっています。