西友の地場/契約野菜・果物を買うと、アフリカの子どもたちに野菜が届く

日本発、世界の食料問題の解決に取り組む NPO 法人TABLE FOR TWO International(東京都港区、代表理事・小暮真久、以下TFT)に賛同した 合同会社西友(東京都北区、社長兼最高経営責任者・リオネル・デスクリー、以下西友)は、この度、これまで健康やカロリーに配慮した惣菜で実施してきた「カロリーオフセットプログラム」をリニューアルし、7月1日(月)より、地場/契約野菜・果物の売上の一部を、開発途上国における農業支援のために寄付します。 「西友の地場/契約野菜・果物を買うことが、アフリカの子どもたちに野菜を届けることつながる」、野菜で世界をつなぐプログラムです。

西友では、生産者の顔が見える野菜へのニーズの高まりや、より鮮度が高い商品を提供できることから、 地場/契約野菜・果物の品揃えを年々強化し、その売上も2018年度は前年比で約10%伸長しております。 また、今後も契約農家数を増やす計画です。カロリーオフセットプログラムの対象商品は、地場/契約野菜・果物全商品で、 ほうれん草、長ねぎ、チェリートマトなど約30品目です。店頭では、「カロリーオフセットプログラム」の取り組みをPOPで紹介し、 このプログラムがアフリカの野菜作りを応援することにつながることをお伝えしていきます。

西友のカロリーオフセットプログラム

西友では、2015年4月より、健康やカロリーに配慮した惣菜の売上の一部を、開発途上国の農業支援のために寄付する 「カロリーオフセットプログラム」を実施しており、2018年末までに合計3,500万円以上を寄付してきました。 今回のリニューアルに伴い、寄付の対象商品が、惣菜から地場野菜に切り替わります。

日本国内での活動の状況

世界の肥満と飢餓の解消を目指すTFTにとって、 日本国内での新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う在宅勤務の拡大や休校措置が、 日常の食事や運動習慣に与える影響も大きな懸念の一つです。
3月30日から4月10日にかけて実施したアンケート調査では、 約4割の方は栄養バランスの偏りや孤食など、食事に関する課題を感じており、 6割の方は運動量が減少していると感じていました。このような状況を受け、 TFTとしては、引き続き生活習慣の変化に伴う健康維持に関する課題の把握に努め、 解消につなげる取り組みを模索してまいります。

アフリカへ給食を届けよう募金

さらに西友では、“アフリカ東部とアジアの特定地域での学校給食を提供する”というTFTの創設以来の活動に賛同し、 店舗のレジに設置されている「寄付カード」を会計の際に提示し、お客様が決めた金額を買物の精算とあわせて寄付できるレジ募金で、 「アフリカへ給食を届けよう募金」を実施しています。年間のレジ募金金額に、西友がその同額を上乗せ(マッチング)しての寄付も行っており、 2015年5月のプログラム開始から2018年末までに、お客様からの寄付と合わせて合計2,670万円以上を寄付しました。 これによって、133万食超の学校給食を届けることができました。これは、約2,200人の子どもたちの3年分の給食費に相当します。

「カロリーオフセットプログラム」について https://jp.tablefor2.org/calorieoffset/

先進国の余分なカロリーを開発途上国で必要なカロリーに変換する日本初のプログラムです。 健康を意識してカロリーを抑えている商品や、体を動かすことでカロリーを消費できる商品・サービス、およびイベント企画をお客さまが購入することで、 カロリーをオフセット(「差し引き勘定」「埋め合わせ」)でき、売上の一部が寄付金となります。 寄付金は、開発途上国での菜園づくりを通じて農業生産向上の支援やインフラ整備に利用され、自発的にカロリーを生み出すための支援に充てられます。

余分なカロリーを 必要なカロリー に変換

STEP1

エクササイズをしてカロリーを消費したり、健康を意識した食事で摂取カロリーを抑える。

STEP2

消費され、抑えられたカロリーが寄付金換算されて、TABLE FOR TWOへの寄付となる。

STEP3

農業プロジェクト支援を通し、開発途上国でカロリーが生み出される。

支援先について

支援先の子どもたち

アフリカのケニア、タンザニア、マラウイ、エチオピアなどにて、農業支援プロジェクトを実施しています。 支援先のひとつであるタンザニア ダルエスサラーム近郊の小学校に設置された学校菜園では、8~10種類ほどの野菜を栽培し、 学校給食の材料として活用しています。 生徒たちは、授業で野菜の栄養と食べ方について学び、6年生になると、班に分かれて菜園の手入れをするようになります。 学んだ野菜の知識や農業技術を家で実践する生徒も出てきています。本プロジェクトを通じて、子どもたちや農家の知識向上に努め、 いずれは学校・家庭で必要な食料を自ら賄えるようになることを目指しています

NPO 法人 TABLE FOR TWO International 概要】 https://jp.tablefor2.org/

2007年10月設立。“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。 先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを購入すると、 代金のうち20円が寄付となり、 飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントできる。これまで企業や官公庁、 大学、病院など約720団体が参加。気軽に社会貢献とメタボ予防ができるという一石二鳥な取り組みが人気を呼び、 約6,930万食をアフリカのウガンダ、ルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニア、アジアのフィリピンに届けた。

【TABLE FOR TWOとSDGs】 https://jp.tablefor2.org/tft-sdgs-farm/

「先進国の肥満と開発途上国の飢餓の同時解決」を目指し、 世界14か国で活動。先進国では人々の健康づくりを推進し、開発途上国では給食提供や農業支援を通じて、以下7つのゴール達成に貢献。

合同会社西友概要

本社所在地:東京都北区赤羽二丁目1番1号
創業:1963年4月
代表:社長兼最高経営責任者 リオネル・デスクリー
事業内容:食料品、衣料品、住居用品などの小売チェーンの運営
店舗数:334 店舗