バランスのよい食事とは
健康な心と体は毎日の活動の資源です。仕事や家事・育児と毎日忙しいという方にこそ、バランスのとれた食生活を意識してほしいと思います。
主食・主菜・副菜を基本とすることで多様な食品から必要な栄養素をバランスよくとることができます。
ライフスタイルにあわせて、例えば忙しい朝は具だくさん味噌汁で一汁一菜、残業時は夕方に補食を取り入れ帰宅後は副菜中心の夕食にするとよいでしょう。
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作成:TFTサポーター管理栄養士 大野尚子
朝食で体内時計をリセット
⾷事は、末梢組織に存在する体内時計の時刻決定因⼦として働いています。
⾷事の時間を⽬安に、1⽇の中でいつ活動し(活動期)、休息するのか(休息期)を⾝体が認識しています。
朝⾷を摂った時間は、活動期の開始時刻と認識するので、朝⾷を抜いてしまうと、⾝体の活動が開始されないので、学習や運動能⼒のパフォーマンスが低下したり、やる気も低いということが報告されています。
時間栄養学
同じ食事を食べても、食べる時刻や速度、どんな順番で食べるかによって栄養学的効果が変わってきます。そこで注目されているのが、何をどれだけ、いつ、どのように食べるのがいいのかを考える「時間栄養学」です。
朝:昼:夜の食事量の理想的な配分費は、3:4:3。朝食で取った栄養素はエネルギーに変わりやすく、夕食の4倍にもなります。逆に夜間は脂肪を貯めやすいので、野菜多め、油少な目を心がけましょう。