TABLE FOR TWOのプログラム参加を通じたSDGsへの貢献
対象となる食品や商品、サービスをご購入いただくと、売上の一部が寄付金となって、TABLE FOR TWOを通じて開発途上国の子どもたちの学校給食になります。
先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるのが「TABLE FOR TWOプログラム」です。
TABLE FOR TWOが届ける学校給食
TABLE FOR TWOは、深刻な貧困状況が生じている東アフリカとフィリピンの農村地域で、小学校や幼稚園に通う子どもたちへ温かい給食を届けています。届けている給食は、その国・地域によって異なっています。できる限りその土地で採れる食材を使い、子どもたちがより多くの栄養を摂取できるように配慮しています。
ケニア ムファンガノ島
数種類のメニューを日替わりで提供しています。この日のメニューは、とうもろこしと煮豆に、湖で採れた小魚を加えたものです。別の日は、乾燥小魚やケール、ソルガム、キャッサバ、バナナなどを提供しました。
タンザニア ザンジバル諸島
週2日は、子どもたちに不足しがちな栄養素”ビタミンA”を多く含むオレンジさつまいもを提供し、残り週3日は、主食であるソルガム(もろこし)とカウピーのお粥を提供しています。
学校給食とその効果
栄養たっぷりの温かい給食を食べて、子どもたちの栄養状態は飛躍的に改善します。また、家事のお手伝いなどで学校に通えなかった子どもたちが、給食提供が始まって以来、学校に戻ってきています。1食の給食が、教育にも直結し、彼らが将来貧困から脱するための重要な鍵となっています。
健康状態の改善
教育の機会
TABLE FOR TWOプログラムへの参加を通じてSDGsの17のゴールのうち、7つのゴール達成に貢献できます。
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標、SDGs)は、2015年に国連にて採択された、2030年までに達成を目指す国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるTABLE FORTWOプログラムは、SDGsの17のゴールのうち、7つのゴール達成に貢献できます。
子どもたちは給食がきっかけとなり教育を受け、貧困から脱するための知識をつけることができます。併せて、地元農家から食材を購入したり、農業の技術指導を行うことで、貧困の解消に貢献しています。
2007年に日本でTABLE FOR TWOが創設されてから10年の間に、累計6,000万食(のべ26万人分)の学校給食をアフリカ・アジアの子どもたちに届け、飢餓の解消に努めています。
先進国の社員食堂や飲食店、スーパー等で健康に配慮したメニューを提供しています。同時に、メニュー代金のうち20円を寄付として頂戴し、開発途上国で栄養豊富な温かい学校給食を提供しています。
開発途上国では、学校給食の提供が子どもたちの教育機会に直結しています。学校給食が始まると、就学率・出席率が飛躍的に向上します。50-60%程度から100%近くに上昇するケースがほとんど。
先進国の余剰カロリーを寄付として開発途上国の摂取カロリーに変換する仕組みは、不平等をなくすことにも繋がっています。
給食の調理に薪を使う代わりに、おがくずなどのゴミを再利用して作った固形燃料を使用し、森林の伐採を防いでいます。農業支援では、自生種や固有種の栽培を推奨しています。
先進国では約800の企業・団体と、開発途上国では10団体とパートナーシップを組み、活動を推進しています。
TABLE FOR TWOとは
“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトの下、世界が抱える肥満と飢餓の同時解決を目指し、2007年に日本で設立したNPO法人です。
社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内20円が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントできる、というのが基本の仕組みです。気軽に社会貢献ができ、同時に私たちも健康になれる一石二鳥のプログラムとして様々な形で広がっています。