基礎データ

  • ・国名:マラウィ共和国
  • ・首都:リロングウェ
  • ・面積:11.8万k㎡
  • ・人口:1,500万人
  • ・民族:チェワ族、トゥンブーカ族など
  • ・言語:チェワ語、英語など

マラウィ南部、モザンビークとの国境近くに、ムワンダマ地域は位置しています。この地域にある6校の小学校にて約2,400人の生徒たちへ、2010年6月までおよそ2年半の間給食を届けてきました。

一方で、マラウィではHIV/AIDSの蔓延が社会問題となっています。15~49歳の人口のHIV/AIDS蔓延率をみると、サハラ以南アフリカの平均が5%程であるのに対し、マラウィでは10%を超える数字を示しています。人口の80%が農村地帯に暮らすマラウィでは、医療保険制度が十分に拡散しておらず、また農村という土地柄から医療サービスへのアクセスが限られているということから、十分な治療・対策が行われずにいます。

"*参考:外務省、The World Bank

給食支援地域:ムワンダマ地域

マラウィ南部、モザンビークとの国境近くに、ムワンダマ地域は位置しています。この地域にある6校の小学校にて約2,400人の生徒たちへ、給食を届けています。


給食プログラム開始後は地域内の就学率が向上しました。小学校の校長先生によると、給食プログラムが始まる前までは、学校に来ても下を向いて疲れた表情をしている子どもや、集中力が続かず外に出て遊びに行ってしまう子どもが多かったそうです。しかし給食プログラムが始まってからは、子どもたちは授業に集中し、勉強の楽しさを体験して始業前の朝の6時から学校に来て予習をしている子どももいる、という声が届きました。


さらに地域コミュニティーに対し、自立にむけての工夫も行われています。子どもたちの親や村人を給食プログラムへ巻き込んでいくため、給食の準備である水汲み、火おこし、調理、そして食事後の皿洗いなど、給食プログラムの運営を親たちが交代制で受け持っています。

また、給食運営を通して栄養教育も実施されています。親たちの中には、昔からこの地域で食べられている伝統的なお粥は貧乏人が食べる物であり、紅茶の方がより上品な物と信じている人もいます。その結果、お金に余裕がある際には、栄養価の高い食べ物を選ぶのではなく、高級感はあるがあまり栄養のないものを選んでしまう状況も生まれてしまっています。子どもの栄養状況の改善のためには、親も巻き込んだ栄養教育がとても重要な要因であるため、この地域では親も巻き込んだ栄養教育が行われています。

*提携団体: Millennium Promise

**マラウィでの給食材料調達に関しては、
他団体と共同で行っております。

ムワンダマ地区:TFT支援小学校
学校名生徒数
Linjidzi Primary School453
Mwandama Primary School222
Dindi Primary School442
Katete Primary School542
Gala Primary School386
Linthipe Primary School399
総生徒数2,444


給食の効果

ムワンダマ地域で給食プログラムを実施し始めてから、およそ三年。ムワンダマ地区の小学校へ通う子どもたちから、元気な声が届いています。

「今10歳です。家は農家で、作業をお手伝いしていますが、私は将来、看護師を目指しています。 今日の給食はパラ(おかゆ)。パラは私の、とても好きな食べ物です。」
ブランディナ・ジョージちゃん(ガーラ小学校2年)

「給食も学校も、すごく好き。将来は学校の先生になれたらいいな。」
ビクター・チャワンダ君(ガーラ小学校1年)

「給食のパラがとても好き。今日は朝ごはん食べてないんだ。学校?大好きだよ!」 モーリス・カピオラ君(リンジズィ小学校3年生)

「今頑張っている勉強は、英語。大人になったら、看護師の仕事につきたいです。今朝は紅茶とパンを食べてきたけど、給食を毎日楽しみにしています。」
アレファ・ベニトちゃん(リンジズィ小学校3年)

「夢は学校の先生になること。朝ごはんは食べてないの。給食は大好きです。普段、家では掃除のお手伝いと妹や弟の世話が忙しいです。」
パトリシア・ジェイムスさん(ディンディン小学校1年)

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