給食ができるまで

毎日の給食は、子どもたちの親や地域の人々によって作られています。ここでは、ルワンダのバンダ村で、給食が子どもたちのもとへ届くまでを追っていきます。

7:00 AM

大きなかまどが3つ設置された給食室で、毎朝7時過ぎから2回のシフト調理でお粥を作ります。

TABLE FOR TWOの活動を支援してくださる企業からのご寄付で、2,300人分の調理能力を備えた給食室を建設することができました。

こちらが数年前まで使われていた調理場です。石を組み合わせて造ったかまどが2つ並んでいます。この時は、2回のシフトでも数百人の給食を調理するのが精一杯でした。

また薪を燃やす時に出る煙がひどく、壁が黒くすすけているのがわかります。調理をする人も、咳き込みながら鍋をかき混ぜなければなりませんでした。


10:00 AM

1回目のシフトで約1,200人分のお粥が完成しました。すぐに2回目の調理を始めるために、出来立てのお粥をポリ容器に移し替えます。

まずは給食室と同じ敷地にある幼稚園にお粥が届けられます。教室の外の廊下で配膳が始まりまると、子どもたちは列を作ってそわそわ。

席についた子どもたちは、食べる前に先生の話を聞きます。中には、話を聞きつつも、カップの中が気になってしまう子どもたちも。。。

500mlのお粥が入ったカップは、幼稚園児の顔と同じくらいの大きさです。温かいお粥を、こぼさないように食べています。

最後は大きく上を向いて、カップの底を叩きながら、最後の一粒、一滴まで残さないようにして食べます。

幼稚園での配膳と同時並行で、小・中学校と、離れた立地の別の幼稚園にお粥を運搬する準備が進められます。

お粥は20Lずつに分けて、フタのできる青いコンテナに移されます。そして頭の上にバナナの葉で作ったクッションを載せて、その上にコンテナを置いて運びます。

バンダ村は山がちな地形で、丘を登ったり下ったりしながら給食を運びます。給食室から学校までは約30分。 運搬を担当すポーターたちは20Lのできたて熱々のお粥が入ったコンテナを頭の上に載せて、おしゃべりをしながら歩いていきます。


11:00 AM

教室では午前中の授業を終えた生徒たちが給食の到着を心待ちにしています。

学校に到着すると、お粥が青いコンテナから配膳用のポリ容器に移されます。運搬用コンテナの数が限られているので、到着してすぐにお粥を移して、ポーターが空になったコンテナを持って給食室に戻ります。

幼稚園では先生が配膳を行いますが、小中学校では当番制で生徒が配膳係を担当します。

生徒たちが楽しみにしている給食の時間です。

バンダ村では生徒の数が増加傾向にあり、教室の机もぎっしりです。この小学校では、生徒の男女比は約半分ずつ。男の子も女の子も、シラミ予防などのため髪を短く切りそろえています。


12:00 PM

ポーターが給食室に戻る頃には、2回目のシフト調理のお粥が完成しています。お粥をコンテナに移し替えて、ポーターたちは2校目の小・中学校に向かいます。

バンダ村ではHIV/AIDSやその他の病気にかかってしまったり、家庭で十分な食事を摂れず極端な栄養失調状態に陥ってしまった子どもたち向けに、特別食を提供しています。

お粥の給食を作るかたわら、特別食の調理も進められます。

特別食にはコミュニティ菜園で栽培した緑黄色野菜やマメ類、家畜として飼っている鶏が産んだ卵、小魚などが含まれています。

特別食の提供は週に3回。予算や調理設備の都合で、提供できる食数は限られています。公平にプログラムを実施するためにも対象となる生徒の健康状態を継続的に記録しています。

一般生徒との関係を考慮して、特別食は教室ではなく給食室の近くの共有スペースで提供されています。一人では食べられない子どもも多く、母親が付き添う場合もあります。


2:00 PM

2回目の運搬から帰ってきたポーターは、コンテナを水で洗い、乾燥させます。

調理台やかまども掃除をして、翌朝にスムースに調理を始められるように準備を整えます。

「20円」の流れと内訳

TFTにご参加くださった皆様からの20円は、TFT事務局を通して現地で日々の給食プログラムを管理・運営している提携団体へ送られます。TFTでは複数の団体とのパートナーシップで給食プログラムを支援しています。提供する給食の中身や調理体制は地域によって異なりますが、タンザニアを例に、皆さまからお預かりした20円のご寄付が、どのように1食の給食になるのか、こちらでご紹介しております。

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