TFTが届けている給食は、その国によって異なっています。できる限りその土地で採れる食材を用い、子どもたちがより多くの栄養を摂取できるように配慮しています。

支援先の一つ、ルワンダのバンダ村の様子をご紹介します。

バンダ村はルワンダの中で最も貧困率の高いニャマシェケ群に位置しています。山に囲まれた自然豊かな村ですが、アクセスの悪さから産業が発展せず、電気、水道、ガスなどのインフラも整っていません。平均世帯収入も、1日あたり約1ドルという深刻な貧困状況にあります。TABLE FOR TWOでは村の幼稚園、小・中学校に通う2,300名の生徒に給食を提供しています。

給食は子ども達の元気の源

バンダバンダ村の子どもたちが食べている給食は、ソルガムやトウモロコシ、大豆の粉末にビタミンや砂糖を加えて煮込んだポリッジ(お粥)です。

給食の時間になると、500mlのお粥が入ったカップが配膳されます。お粥を受け取った子どもたちは、大きく上を向いてカップの底を叩きながら、最後の一粒、一滴まで残さないようにして食べます。

バンダバンダ村の一般家庭では温かい食事を用意するのは一苦労です。水道や電気、ガスなどのインフラが整っていないため、食材の調達のほかに、火をおこす薪取り、水汲みなどの大変な準備作業が必要にあります。

家庭では調理の手間のない果物や野菜などをそのまま食べることも多く、 一日の食事の中で唯一温かいものを食べられるのが給食という子どももいます。

給食の効果

学校給食は子どもたちの空腹を満たすだけではありません。就学率や学業成績の向上、子どもたちの基礎体力向上と病気予防の強化、学校と親とのコミュニティ形成などの効果が期待され、貧困解決のために重要な役割を担っています。

支援先の一つであるルワンダのバンダ村では、給食を始めてから生徒数が大幅に増えました。数年前に小・中学校を中退してしまった子どもたちが、給食をきっかけに学校に再び戻ってきました。

バンダ18歳のErnestくんは、親の農業を手伝うために学校に通わなくなってしまいましたが、小学校での給食提供が始まり「食べ物の心配をしなくて済むならぜひ勉強したい」と思って再就学しました。

現在は、医者になるという目標に向かって勉強しています。

バンダVestineさんは小学校の途中で通うのをやめてしまい、そのまま結婚・出産しました。しかし小学校で給食が提供される事を聞くと一念発起し、25歳で小学校に通っています。

「勉強して知識を身につけ、人生を前進させたい。子どもに良い暮らしをさせてあげたい、子どもに勉強を教えてあげられるお母さんになりたい」という強い思いを胸に、3歳の赤ちゃんを背負いながら授業を受けています。

給食は、彼らのように一度中退してしまった生徒が学びの場に戻る大きなきっかけになっています。

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